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AMDA速報 環インド洋(スマトラ島沖)地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動
 
環インド洋地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動10
 
2005年1月3日 午後8時発表

 AMDAは、大地震と津波の発生した26日から緊急体制で、インドネシア、スリランカ、インドの3カ国にて、10カ国参加によるAMDA多国籍医師団やスリランカ事業派遣者チームなどのネットワークと活動実績を駆使した救援活動を実施している。現在までの国内外派遣者は67名となった。

【インドネシア】
 バンダアチェのイスカンダール・ムダ (Iskandar Muda) 軍病院を拠点にAMDAインドネシアの医師団が外科手術を含む医療活動を28日から継続して行っている。本日よりAMDAインドネシア支部長 Dr. Husni A.Tanra (Hasanuddin大学医学部麻酔科教授) が3週間の予定で前述拠点での活動に参加する。ジャカルタに昨夜到着した柳田と諏原(日本発27日)が本日必要物品の購入を行い、この後メダン(バンダアチェから650km13時間の距離)にロジスティックポイントを設定すべく移動の予定。
<派遣者>
柳田展秀 (やなぎだ のぶひで)
AMDA本部職員 調整員 岡山市在住
金山夏子 (かねやま なつこ)
AMDA調整員 大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程大東市在住
奥谷充代 (おくたに あつよ)
AMDA本部職員 調整員 岡山市在住
山道 拓 (やまみち たく)
AMDA派遣医療調整員 大阪大学医学部5回生 茨木市在住
芳野 圭介 (よしの けいすけ)
福井県済生会病院研修医 福井市在住 
*インドネシアへの日本人の派遣は、諏原を加え合計6名となる
<出発日>
柳田展秀1月2日14:40関西空港発(JAL713)ジャカルタ着 現地時間22:25(日本時間 3日00:25)
金山夏子、奥谷充代、山道拓(3名同日便)
1月3日14:40関西空港発(JAL713) ジャカルタ着 現地時間22:25(日本時間 4日00:25) 
芳野圭介1月5日14:40関西空港発(JAL713) ジャカルタ着 現地時間22:25(日本時間 6日00:25)

【スリランカ】
 今後衛生状態の悪化と避難所での集団生活が重なり、感染症の急激な広がりが心配されることから、地元(キリノッチ、ムラティブ、トリンコマリー県)の保健行政局長からAMDAが昨年から実践してきた、地元行政機関の現地スタッフ組織とともに、教材となるAMDA健康新聞(タミル語、シンハラ語、英語の3言語表記)を用いながら、各小学校等を巡回して行う、保健衛生教育が感染症予防に大変有効であり、また他にこの事業を即実施できる団体がないことから、緊急救援と平行して直ぐに巡回健康教育を再開して欲しいこと、更にこれまで実施してきた地域だけでなくキリノッチ、ムラティブ両県内の全ての小学校、トリンコマリ県内では全ての避難キャンプで予防健康教育を実施してほしい旨要望を受けた。これを受け、AMDAは地元保健行政の現場の保健スタッフに衛生教育方法の指導を行い加速的に広範囲で実践できるよう人材育成も行う。また、全小学校、避難所等に配布掲示する保健教育ポスターをコロンボにて作成を開始することを決定。本日、石鹸、タオル、盥、爪切り、ガスバーナー等購入。明日以降も物資調達を継続。
 和平進展に関しては、昨年夏以降政府側とLTTE側の溝は深まる一方であったが、今回の大災害の中で協調する場面が具体的に見られた。31日トリンコマリ県での緊急救援調整会議には、県行政のトップとLTTE側地域トップが同席し、地元保健行政局長、国連機関、スリランカRedCross、NGOs等とともに、具体的な支援の調整について話し合いが行われた。日本からは唯一、AMDAの長谷川あすか現地副統括(看護師・スリランカ医療和平事業トリンコマリ担当)がその会議に出席した。
<派遣者>
武田未央 (たけだ みお)
スリランカ医療和平事業・看護師 岡山県和気町出身 キリノッチチームに入る
1月2日11:10関空発(TG623)バンコク経由現地時間3日00:30(日本時間03:30)コロンボ着
Benjamin Jesudas
医師 AMDAニュージーランド支部(タミル系ニュージーランド人)
5日ニュージーランド出国6日シンガポール経由7日コロンボ着

【インド】
 AMDA多国籍医師団:AMMM(1993年結成)を統括するAMDAインターナショナルの代表 (President) と特定非営利活動法人AMDA理事長を兼任する菅波茂医師が、AMDA多国籍医師団活動の支援体制強化のため、6日インド・マニパルに向かう。タミルナドゥ州内被災地Caddalore地区に入ったAMDA医療チーム9名(AMDAインド支部医師6名、AMDAネパールより医師・調整員各1名、本部職員松永調整員)は、2日から Relief Camp 内での処置及診療を行うチームと巡回診療を行うチームの二手に分かれて医療活動を行っている。
<新規派遣>
菅波茂 (すがなみしげる) 医療法人アスカ会及び社会福祉法人遊々会理事長 (特活)AMDA理事長
1月6日関空発11:10(TG623)バンコク及びボンベイ経由/22:20(TG317)着、マンガロール着1月7日11:00

現在合計 医師31名、看護師7名、調整員28名、ソーシャルワーカー1名 計67名

活動国 現地協力団体 派遣者及びその所属支部
(1月6日までの予定含む出発人数)
インドネシア AMDAインドネシア支部
イスカンダール軍病院
AMSA : Asian Medical Students' Association インドネシア支部
医師(AMDAインドネシア7名、AMDAカンボジア支部2名、AMDAカナダ2名、芳野圭介 計12名)
看護師(AMDA台湾1名)
調整員(諏原、柳田、奥谷、金山、山道、AMDAインドネシア1名、インドネシア医学生2名 計8名)
スリランカ トリンコマリ県保健行政局
キリノッチ県保健行政局
ムラティブ県保健行政局
AMDAスリランカ支部
CHC : Centre for Health Care
サルボダヤ
医師(イギリス、AMDAニュージーランド、AMDAカンボジア、AMDAカナダから各1名計4名)
看護師(長谷川、佐々木、武田他1日本人4名、現地看護師2名 計6名)
調整員(Nithian、幸長、山中、吉見、植木、吉冨、各職現地スタッフ11名 計17名)
ソーシャルワーカー(AMDAニュージーランド1名)
インド AMDAインド支部
AMDAネパール支部
マニパール医科大学
ICEF : India Canada Environment FacilityFriends' Society in Social Service
医師(AMDAインド6名、AMDAネパール7名、AMDAバングラデシュ1名、日本人1名、計15名)
調整員(松永、AMDAインド、AMDAネパール各1名計3名)


 
写真
 
2005年1月3日 午後2時発表

【インド】 タミルナドゥ州カダロア地区リリーフキャンプ内での処置診療活動 2005年1月2日 松永一調整員撮影
【スリランカ】 トリンコマリにて救援物資の配布準備をする長谷川あすか副統括


 
 
写真
 
2005年1月3日 午前11時発表

【インドネシア】 バンダアチェの被災地のようす 2004年12月28日 諏原日出夫調整員撮影


 
 
環インド洋地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動9
 
2005年1月2日 午後8時発表

 AMDAは、大地震と津波の発生した26日から緊急体制で、インドネシア、スリランカ、インドの3カ国にて、多国籍医師団やスリランカ事業派遣者チームなどのネットワークと活動実績を駆使した救援活動を実施している。

【インドネシア】
 バンダアチェのイスカンダール軍病院を拠点にAMDAインドネシアの医師団が外科手術を含む医療活動を28日から継続して行っている。バンダアチェではまだ遺体の処理が完了しておらず、異臭が漂う状態が続いている。アチェは最も被害甚大な地域で、ガソリン、水、食料など不足を極めている。物資持込のロジスティック拠点の確保、後方支援の拡充のため、日本から医師、調整員ら5名を以下のとおり派遣する。メダン(バンダアチェから650Km13時間の距離)にロジスティックポイントを設定する。27日に本部より派遣した諏原日出夫調整員は、州都バンダアチェ市から移動し、現在ジャカルタで通信、物資調達などの後方支援業務に就いている。
<派遣者>
柳田展秀 (やなぎだ のぶひで)
AMDA本部職員 調整員 岡山市在住
金山夏子 (かねやま なつこ)
AMDA調整員 大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程大東市在住
奥谷充代 (おくたに あつよ)
AMDA本部職員 調整員 岡山市在住
山道 拓 (やまみち たく)
AMDA派遣医療調整員 大阪大学医学部5回生 茨木市在住
芳野 圭介 (よしの けいすけ)
福井県済生会病院研修医 福井市在住 
*インドネシアへの日本人の派遣は、諏原を加え合計6名となる
<出発日>
柳田展秀1月2日14:40関西空港発(JAL713)ジャカルタ着 現地時間22:25(日本時間 3日00:25)
金山夏子、奥谷充代、山道拓(3名同日便)
1月3日14:40関西空港発(JAL713) ジャカルタ着 現地時間22:25(日本時間 4日00:25) 
芳野圭介1月5日14:40関西空港発(JAL713) ジャカルタ着 現地時間22:25(日本時間 6日00:25)

【スリランカ】
 今後衛生状態の悪化に伴い、感染症の蔓延が懸念されることから、地元(キリノッチ、トリンコマリー共)の保健行政局長からAMDAが昨年から実践してきた、地元行政機関の現地スタッフ組織とともに、教材となるAMDA健康新聞(タミル語、シンハラ語、英語の3言語表記)をつかいながら、各小学校等を巡回して行う、保健衛生教育が感染症予防に大変有効であり、また他にこの事業を実施できる団体が現在ないことから、緊急救援と平行して直ぐに巡回健康教育を再開してほしい旨要望を受けた。早急に着手するべく、スケジュール及びサイト確認、現在コロンボ事務所にて石鹸等物品調達再開。
<派遣者>
武田未央 (たけだ みお)
スリランカ医療和平事業・看護師 岡山県和気町出身 キリノッチチームに入る
1月2日11:10関空発(TG623)バンコク経由現地時間3日00:30(日本時間03:30)コロンボ着
Benjamin Jesudas
医師 AMDAニュージーランド支部(タミル系ニュージーランド人)
5日ニュージーランド出国6日シンガポール経由7日コロンボ着

【インド】
 AMDAインド支部と、協力団体ICEF:India Canada Environment Facilityの地元情報収集に基づき、1日にタミルナドゥ州内被災地Caddalore地区に移動、2日から医療活動開始。AMDAインド支部医師6名、AMDAネパール医師1名、調整員1名、松永調整員の計9名が、ReliefCamp内での処置及診療を行うチームと巡回診療を行うチームの二手に分かれて活動する。


 
環インド洋地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動8
 
2005年1月1日 午後4時発表

 AMDAは、大地震と津波の発生した26日から緊急体制で、インドネシア、スリランカ、インドの3カ国にて、多国籍医師団やスリランカ事業派遣者チームなどのネットワークと活動実績を駆使した救援活動を実施している。
 このたび、インドネシアへロジスティック後方支援強化のため、AMDA本部より調整員二名の追加派遣が決定した。報道によると、地震と津波による犠牲者数は31日、被災12カ国の集計で約12万4千人以上となり、インドネシアは最も甚大で8万人、いずれ「10万人を超えるだろう」(保健省)といわれている。インドネシア内で犠牲者の7割を占めているとされる震源地に近いスマトラ島の州都バンダアチェ市で活動中のチームと合流して、救援活動に従事する。
 また、一時帰国中の武田未央看護師が、スリランカに戻り救援活動に加わることになった。

【インドネシア】
<派遣者>
柳田 展秀(やなぎだ のぶひで) AMDA緊急救援事業部 調整員
金山 夏子(かねやま なつこ)調整員 大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程
*インドネシアへの日本人の派遣は、27日に出発した諏原日出夫調整員と合わせ、計3名となる
<出発日>
柳田 展秀 
1月2日10:37JR岡山駅発 新幹線ひかり352号・特急はるか23号 JR関西空港着12:31
     14:40 関西空港発 JAL713便  現地時間22:25(日本時間 3日00:25) ジャカルタ着
金山 夏子
1月3日14:40 関西空港発 JAL713便 現地時間22:25(日本時間 4日00:25) ジャカルタ着

 AMDA本部より派遣した諏原日出夫調整員は、28日朝より震源地から近い州都バンダアチェ市で、AMDAインドネシア支部の医師・医学生計28名とともに下記の支援活動を実施している。
・イスカンダール軍病院(バンダアチェ市にある6ヵ所の病院の内、唯一機能し緊急医療に対応)で、負傷者の手術など医療支援活動
・日本から持参した医療消耗品を、軍の病院に提供
・バンダアチェ市内の病院と軍病院内の被害状況を調査

【スリランカ】
<派遣者>
  武田 未央(たけだ みお) スリランカ医療和平事業・看護師
<出発日>
1月2日11:10 関西空港11:10発 TG623便 バンコク経由
 現地時間3日00:30(日本時間03:30)コロンボ着

 北部キリノッチで活動中のチームに加わり、巡回診療や感染症予防のための健康教育、医薬品、食料と生活必需品の配布に従事する。


 

 
環インド洋地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動7
 
2004年12月31日 午後10時発表

 AMDAは、大地震と津波の発生した26日から緊急体制で、インドネシア、スリランカ、インドの3カ国にて、多国籍医師団やスリランカ事業派遣者チームなどのネットワークと活動実績を駆使した救援活動を実施している。
 被災地域の衛生状態悪化が深刻となり、スリランカ東部トリンコマリ県保健局長からAMDAに対し、感染症予防のための健康教育の早急な実施要請があった。被災地で下痢、コレラ、マラリアなどが流行する可能性が高まっていることによる。
 診療と保健衛生教育に携わっていただける医療職(医師、保健師、看護師)の募集を開始する。詳しくは電子メール member@amda.or.jp 、電話086-284-7730までお問い合わせください。
 スリランカ保健省と共同で、新たにAMDA多国籍医師団(予定:カナダ・カンボジア・台湾・ニュージーランド各支部、岡山本部)が南部での活動を開始することも決定している。
 また、インドネシアへ第二陣として、AMDA本部より調整員一名の追加派遣が決定した。

【スリランカ】
一時帰国中の武田未央看護師が、急遽スリランカに戻ることとなった。
  1月2日関西空港11:10発TG623便 バンコク経由
  現地時間3日00:30(日本時間3日03:30)コロンボ着
<北部キリノッチ>
31日、ニティアン・ヴィーラヴァグ現地副統括はジャフナ半島の北海岸に位置する、ポイント・ペドロに滞在し、現地調査を行った。
<東部トリンコマリ>
28日より緊急救援活動を行っている長谷川あすか現地副統括と山中睦子調整員は、31日トリンコマリ県保健局長に面会し、これまでのAMDAの救援活動の報告と今後の支援策について協議した。多くの医療支援チームが活動しているが、当局はコントロールできておらず、医療サービスの提供に地域格差が広がっている。
AMDAは2003年2月よりスリランカ医療和平プロジェクトを実施しており(トリンコマリは支援サイトの一つ)、地元ニーズ・連携のもと、巡回健康教育を行ってきた。その実績に信頼が寄せられ、トリンコマリ県保健局長より、今後予想される感染症予防のための健康教育の早急な実施要請があった。
<コロンボ>
31日、北部キリノッチ(反政府組織・タミルイーラム解放のトラ(LTTE)支配地域)へ向かう第2陣として、佐々木久栄看護師が、これまでの追加食料支援物資の他、医薬品とともに出発した。また、幸長由子調整員はスリランカ保健省担当者とAMDA多国籍医師団受け入れについて協議を行った。
<中央部バブニア>
AMDA社会開発事業・吉見千恵現地事業統括からの情報によると、29日のラジオで、スリランカ政府・LTTE両者は31日を今回の津波による犠牲者の冥福を祈る日と発表された。この日は、一日中、車輌、個人の胸などに旗を着け、また、各家の前にランプをともし、12:00−12:10の間は黙祷をして哀悼の意を表す。

【インドネシア】
第二陣として、AMDA本部より調整員一名の追加派遣が決定した。第一陣チームと合流し支援活動に従事する。
<第二陣派遣者>
   金山 夏子(かねやま なつこ)調整員 
   大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程 大阪府大東市在住
<出発日>
   1月3日14:40関西空港発JAL713便
   現地時間22:25(日本時間28日00:25)ジャカルタ着
AMDA本部より派遣した諏原日出夫調整員は、28日朝より震源地から近い州都バンダアチェ市で、
AMDAインドネシア支部の医師・医学生計28名とともに下記の支援活動を実施している。
・イスカンダール軍病院(バンダアチェ市にある6ヵ所の病院の内、唯一機能し緊急医療に対応)で、負傷者の手術など医療支援活動
・日本から持参した医療消耗品を、軍の病院に提供
・バンダアチェ市内の病院と軍病院内の被害状況を調査

【インド】
AMDA本部より派遣した松永一調整員は、AMDAネパール支部2名とともに、医薬品(抗生物質・解熱剤・頭痛薬・胃腸薬・外傷用薬剤他)200人分の購入を済ませ、30日、インド南東部タミルナドゥ州の州都チェンナイに入った。31日、AMDAインド支部6名と合流予定。



 
 
写真
 
2004年12月31日 午後6時発表

スリランカ・ワウニアチーム 被害発生当日の26日にJICA担当者とともに東部沿岸の被災地域周辺の医療機関などを視察、調査を開始。また、キリノッチ県保健局長からの要請を受け、不足している物資輸送用車両を貸与した。


 
 
環インド洋地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動6
 
2004年12月30日 午後9時発表

 AMDAは、大地震と津波の発生した26日から緊急体制で、インドネシア、スリランカ、インドの3カ国にて、多国籍医師団やスリランカ事業派遣者チームなどのネットワークと活動実績を駆使した救援活動を実施している。
 既に活動中の岡山本部、インドネシア・インド・ネパール各支部の他、現在、カナダ・カンボジア・台湾各支部が救援活動に加わるよう調整中である。

【スリランカ】
スリランカ保健省との共同で、新たにAMDA多国籍医師団(予定:カナダ・カンボジア・台湾各支部、岡山本部)が南部での活動を開始することが決定した。また、一時帰国中の武田未央看護師が、1月2日に急遽スリランカに戻ることとなった。
<北部キリノッチ>
12月29日、キリノッチの県立パーレイ病院へ患者および医師、保健担当職員の移送を行った。また、ニティ現地副統括他2名はムラティブ県のビディアナンダ小学校を訪れ、支援物資を地元調整組織へ渡した。30日、ニティ現地副統括は、ジャフナ半島の北海岸に位置するポイント・ペドロでの現地調査を実施した。
明日(31日)、第2陣として、佐々木久栄看護師が、ビスケット、せっけんなど既に配布された支援物資の追加分に加え、地元医療行政機関から要請されていた医薬品とともにコロンボを出発予定。
<東部トリンコマリ>
30日、長谷川あすか現地副統括と山中睦子調整員は、ムトゥール(トリンコマリから南へ約20Km)で支援物資の配給。
<コロンボ>
明日(31日)、佐々木久栄看護師が持参する食料品、および医薬品の車輌への積み込み作業と物資の確認。

【インドネシア】
AMDA本部より派遣した諏原日出夫調整員は、28日朝より震源地から近い州都バンダアチェ市で、AMDAインドネシア支部の医師・医学生26名とともに下記の支援活動を実施している。
・イスカンダール軍病院(バンダアチェ市にある6ヵ所の病院の内、唯一機能し緊急医療に対応)で、負傷者の手術など医療支援活動
・日本から持参した医療消耗品を、軍の病院に提供
・バンダアチェ市内の病院と軍病院内の被害状況を調査

【インド】
AMDA本部より派遣した松永一調整員が、29日カルカッタに到着し、必要物資の調達を始めた。31日、AMDAネパール支部2名とともにチェンライに向かい、AMDAインド支部6名と合流予定。
<派遣者>
 松永 一 (まつなが はじめ) 北九州市出身
  スリランカ医療和平事業前事業統括
現地姉妹団体:Friends’Society in Social Service
  AMDAの姉妹団体 、在カルカッタ国連登録NGO
AMDAインド支部:外科医・整形外科医・内科医・看護師計6名
AMDAネパール支部:産婦人科医、調整員各1名。その他8名が参加予定で調整中


 

 
環インド洋地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動5
 
2004年12月29日 午後9時発表

 AMDA多国籍医師団やスリランカ事業派遣者チームなど、AMDAはこれまでのネットワークおよび活動実績を駆使して、大地震と津波の発生した26日から緊急体制に入り、インドネシア、スリランカ、インドの3カ国で以下の救援活動を行っている。

【スリランカ】
28日朝6時30分(コロンボ現地時間。日本時間:9時30分)キリノッチチーム、同7時30分(コロンボ現地時間。日本時間:10時30分)トリンコマリチームがそれぞれ救援物資を積んだ車輌でコロンボ事務所を発ち、同日夕刻到着した。
29日にキリノッチでは、政府側の保健行政機関と反政府組織・タミルイーラム解放のトラ(LTTE)側の保健行政機関それぞれに物資配布場所などについて打ち合わせし、キリノッチ県内の被災者が多く収容されている県立パーレイ病院で、患者の搬送を行うこと、物資配給についてはムラティブ県内の全被災者が収容されている市内の小学校にて配布することが決定し、翌朝から実施することとなった。
トリンコマリでは29日に支援組織間の調整を経て、AMDAはニラべリ(トリンコマリ市から北へ15KM。海岸沿いの町)で物資の配給を行うことに決まり、翌30日朝から実施することとなった。
<チーム編成>
 キリノッチ           ニティアン・ヴィーラヴァグNithian Veeravag
                  スリランカ医療和平事業現地副統括
                  他に現地スタッフ2名 ニハール、ラビ
 トリンコマリ          長谷川あすか(同事業現地副統括・医療調整員/看護師)
                  山中睦子調整員、現地スタッフ1名 サンパット
 コロンボ/ロジスティクス  幸長由子調整員、植木恵子調整員、吉冨久美子調整員
<今回の配布物品>
ビスケット(100g入)45,000パック、バケツ(13L)250個、石鹸250個、ろうそく250本、マッチ250箱、タオル250枚、ベッドシーツ250枚など
*ろうそく、マッチ、タオル、ベッドシーツ、ビスケットをバケツに入れて1セットとし、各家族に配布

《スリランカ医療和平プロジェクト》
医療和平とは、AMDAが「紛争当事者の双方に中立人道支援の立場から、国際医療協力をもって紛争の緩衝を図り、和平プロセスに寄与する試み」。
この理念に基づき、スリランカ民主社会主義共和国において、2003年2月始められました。
北部キリノッチ(タミル系地域)、東部トリンコマリ(イスラム教徒居住地域)、南部ハンバントタ(シンハラ系貧困地域)で、巡回診療、巡回健康教育を提供するとともに、平和構築のメッセージなどを含めたタミル語・シンハラ語・英語の3言語併記の「AMDA健康新聞」を発行し、平和構築に寄与している。

【インドネシア】
28日朝、AMDA本部より派遣した調整員一名は、AMDAインドネシア支部の医師6名とともに震源地から近い州都バンダアチェ市に入り、6ヵ所ある病院の内、唯一機能し、緊急医療に対応している軍病院で負傷者の手術など医療支援活動を開始した。29日17時(日本時間:19時)現地からの報告によると、重症患者180人余りが手術を待つ状況で、あふれたけが人は屋外で治療を受けている。また、遺体が道路に放置され、電気・ガス・水道といったライフラインが壊滅状態とのことである。
<派遣者>
諏原 日出夫(すはら ひでお) 調整員 岡山市
AMDAインドネシア支部からの参加者
イドラス パトゥルーシ Idrus Paturusi整形外科医/男性
イフタ フディン     Iftahuddin 麻酔科医/男性
ザルカル ナイン    Zulkarnaen整形外科医/男性
アブドゥル アジス   Abdul Azis内科医/男性
ラハマ          Rahm内科医/女性
エニ サンレ       Eny Sanre内科医/女性
*29日、新たに20名の医師・医学生ボランティアが現地入りして支援活動に加わった。

【インド】
29日、AMDA本部より調整員一名を現地に派遣した。現地姉妹団体とともに、医療活動と水や食料など生活必需品の配布活動を行う予定。
<派遣者>
 松永 一 (まつなが はじめ) 北九州市出身
 2004年3月から12月25日まで、スリランカ医療和平事業コロンボ事務所勤務 事業統括
29日
11:10関西空港発TG623便 バンコク着 15:30
20:00バンコク発TG313便 カルカッタ着21:05(日本時間30日00:35)
現地姉妹団体:Friends’Society in Social Service(AMDAの姉妹団体 、在カルカッタ国連登録NGO)
AMDAインド支部からの参加者
ラマチャンドラ カマト  Ramachandra Kamath内科医/男性
ハルシャ クマール   Harsha Kumar内科医/男性
シャムサンダー バット  Shyamsundar Bhat整形外科医/男性
パダバマ バット     Padmanabha Bhat外科医/男性
サティシュ ベカル   Satish Bekal看護師/男性
ジョージ         Jorge内科医/男性
*AMDAネパール支部から、医師、調整員各一名が合流し、診療活動に参加する予定で調整中。


 
環インド洋地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動4
 
2004年12月28日 午後5時発表

 AMDA多国籍医師団また、スリランカ医療和平プロジェクト派遣者チームにより、AMDAではこれまでのネットワークおよび活動実績を駆使して大地震と津波の発生した26日から、インドネシア、スリランカ、インドの3カ国で緊急体制に入った。

【インド】
 明日岡山本部より調整員1名を現地に派遣し、AMDAの姉妹組織Friends' Society in Social Service(在カルカッタ国連登録NGO、AMDAとの姉妹団体締結2001年1月1日)と共同で被災地における水食料等生活必需品の配布を行う。また引き続きAMDAネパール支部から医師、調整員各1名が合流し、診療活動を行う予定で調整中。
<派遣者> 松永 一 (まつながはじめ)
 2004年3月から12月25日までスリランカ医療和平事業コロンボ事務所勤務事業統括
29日 岡山発 6:00(のぞみ70号) 新大阪着6:51  新大阪発7:17(はるか5号) 8:15関空着
    関空発 11:10(TG623)バンコク着15:30  バンコク発20:00(TG313)21:05カルカッタ着


【インドネシア】
AMDA本部より、職員1名が27日関空より出発、同日ジャカルタ着、AMDAインドネシアの医師6名とともに28日朝アチェに入った。
<派遣者> 諏原 日出夫(すはら ひでお) 調整員
<出発日> 12月27日 14:40  関空発  22:25 ジャカルタ着(日本時間 28日00:25)
  28日 06:20  ジャカルタ発  10:10 アチェ着 ガルーダ190便
<AMDAインドネシア支部派遣者>
イドラス パトゥルーシ Idrus Paturusi 整形外科医/男性   イフタ フディン Iftahuddin 麻酔科医/男性
ザルカル ナイン Zulkarnaen 整形外科医/男性   アブドゥル アジス Abdul Azis 内科医/男性
ラハマ Rahm 内科医/女性   エニ サンレ Eny Sanre 内科医/女性

【スリランカ】
28日朝6時30分、キリノッチチーム、同7時30分トリンコマリチームがそれぞれ予定どおり救援物資を積んだ車輌で配布活動に向け、コロンボ事務所から出発した。
<チーム編成>
キリノッチ   ニティアン・ヴィーラヴァグ Nithian Veeravag
(スリランカ医療和平事業現地副統括)
他に現地スタッフ2名 ニハール、ラビ
トリンコマリ   長谷川あすか(同事業現地副統括・医療調整員/看護師)
山中睦子調整員、現地スタッフ1名 サンパット
コロンボ/ロジスティクス   幸長由子調整員、植木恵子調整員、吉冨久美子調整員
<今回の配布物品>
ビスケット(100g入)45,000パック、バケツ(13L)250個、石鹸250個、ろうそく250本、マッチ250箱、タオル250枚、ベッドシーツ250枚等
・ろうそく、マッチ、タオル、ベッドシーツ、ビスケットをバケツに入れて1セットとし、各家族に配布準備。


 
 
写真
 
2004年12月28日 午後5時発表

スリランカでは28日午前6時30分にキリノッチチーム、午前7時30分にトリンコマリチームがそれぞれ予定どおり救援物資を積んだ車輌で配布活動に向け、コロンボ事務所から出発した。ろうそく、マッチ、タオル、ベッドシーツ、ビスケットをバケツに入れて1セットにし、配布する。


 
 
環インド洋地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動3
 
2004年12月27日 午後11時発表

 インドネシアのスマトラ島沖で26日午前8時(日本時間同10時)頃発生した巨大地震(マグニチュード9.0)による甚大な被害に対し、AMDAは発生直後に多国籍医師団を結成し、インドネシアとスリランカで支援活動を開始している。

【インドネシア】
AMDA本部より、職員一名が27日関空より出発、同日ジャカルタ着、AMDAインドネシアの医師6名とともに28日朝アチェに入る。27日4時時点でアチェでは既に1000人を超える犠牲者が数えられているが、被害は2000人を超える模様と地元のメディアでは発表されている。
<派遣者> 諏原 日出夫(すはら ひでお)調整員
<出発日> 12月27日 14:40  関空発  22:25 ジャカルタ着(日本時間 28日00:25)
  28日 06:20  ジャカルタ発  10:10 アチェ着 ガルーダ190便
<AMDAインドネシア支部派遣者>
イドラス パトゥルーシ Idrus Paturusi 整形外科医/男性   イフタ フディン Iftahuddin 麻酔科医/男性
ザルカル ナイン Zulkarnaen 整形外科医/男性   アブドゥル アジス Abdul Azis 内科医/男性
ラハマ Rahm 内科医/女性   エニ サンレ Eny Sanre 内科医/女性

【スリランカ】
着の身着のままで水を逃れた人々には、以下のような緊急救援物資が最も必要とされることから本日購入、明朝6時30分、キリノッチ、トリンコマリに向け2チームに分かれコロンボより出発。2時もしくは3時までに各現場に到着予定。到着後及び翌29日に配布活動。昨年来医療和平事業で仕事をともにしてきた現地の医療行政機関とAMDA派遣者が共同して配布活動を行う。今後も継続して必要物品を購入継続する予定。
<チーム編成>
キリノッチ   ニティアン・ヴィーラヴァグ Nithian Veeravag
(スリランカ医療和平事業現地副統括)
他に現地スタッフ2名 ニハール、ラビ
トリンコマリ   長谷川あすか(同事業現地副統括・医療調整員/看護師)
山中睦子調整員、現地スタッフ1名 サンパット
コロンボ/ロジスティクス   幸長由子調整員、植木恵子調整員、吉冨久美子調整員
<今回の配布物品>
ビスケット(100g入)45,000パック、バケツ(13L)250個、石鹸250個、ろうそく250本、マッチ250箱、タオル250枚、ベッドシーツ250枚等
・ろうそく、マッチ、タオル、ベッドシーツ、ビスケットをバケツに入れて1セットとし、各家族に配布準備。

【インド】 日本からの調整員派遣も含めAMDAインド支部等と活動内容について調整中。


 
 
写真
 
2004年12月27日 午前11時発表

巡回診療実施中のスリランカ医療和平プロジェクトチームも北部キリノッチを拠点として緊急救援を開始
インドネシアへ向け出発する諏原調整員 27日午前10時 岡山駅新幹線ホームにて


 
 
インドネシア スマトラ島沖地震・津波の被害に対する緊急救援活動 2
 
2004年12月27日 午前1時発表

 インドネシアのスマトラ島沖で26日午前8時(日本時間同10時)ころ、巨大地震(マグニチュード(M)
8.9)が発生し、大規模な津波がスリランカやインド、インドネシアなどインド洋沿岸の少なくとも8カ国を襲った。報道によると計6,700人以上の死者、多数の行方不明者も出るなど甚大な被害が広がっている。
 AMDAは、昨日26日被災直後にAMDA多国籍医師団を結成し、インドネシアとスリランカで支援活動を開始した。

【インドネシア】
AMDA本部より、職員一名の派遣を決定した。
震源地に近いスマトラ島最北部アチェ州へ向けて出発する。
<派遣者>諏原 日出夫(すはら ひでお) 調整員
<出発日>
 12月27日 10:07 JR岡山駅発 新幹線のぞみ8号・特急はるか21号
        12:02 JR関西空港着
        14:40 関西空港発   JAL 713便
        現地時間22:25(日本時間 28日00:25) ジャカルタ着
 *AMDAインドネシア支部から派遣される医療チームと合流し、アチェ州へ向かう
AMDAインドネシア支部(支部長Dr. Andi Husni Tanra アンディ フスニ タンラ)
<派遣者>イフタ フディン (Dr. Iftahuddin) 医師
     アブドゥル アジス (Dr. Abdul Azis) 医師
     エニ サンレ (Dr. Eny Sanre) 医師

【スリランカ】
洪水による被害に今回の災害が重なったスリランカ北部で、キリノッチを拠点として、ビスケット・ミルク・ミネラルウォーターなど食料物資の調達を行っている。また、東部、南部での支援は、トリンコマリー地域保健局長や保健省の北東部担当官と連携し、コロンボでのスタッフ・ミーティング後順次決定する。
<派遣者>ニティアン・ヴィーラヴァグ(Nithian Veeravagu)
     スリランカ医療和平プロジェクト(現地副統括)

*今後の緊急救援派遣者予定者:
長谷川あすか副統括(医療調整員)、佐々木久栄看護師、幸長由子調整員、山中睦子調整員、植木恵子調整員、吉冨久美子調整員、タンジアルーバン・トゥライラジャ医師
<実施内容> 12月28日、北部キリノッチを中心に物資配給を行う予定
【インド】
AMDAインド支部(支部長 Dr. Sethukumar Kamathセデュ クマール カマト)と現在協議中。



 
インドネシア スマトラ島沖地震・津波の被害に対する緊急救援活動を開始
 
2004年12月26日

インドネシア スマトラ島沖地震・津波の被害に対する緊急救援活動を開始

 インドネシアのスマトラ島沖を震源に、マグニチュード(M)8.9の非常に強い地震が26日、相次いで発生し、大規模な津波がスリランカやモルディブ、タイなどインド洋沿岸の少なくとも6ヵ国を襲った。
 報道機関によると、スリランカで少なくとも500人、インドとインドネシアでそれぞれ100人以上が死亡するなど深刻な被害が広がっており、死者数はさらに増える恐れが強い。
 この被害の甚大さを憂慮し、AMDAは、インドネシア、スリランカおよびインドで支援活動を開始することを決定した。

【インドネシア】
AMDA本部より、職員一名の派遣を決定した。震源地に近いスマトラ島最北部アチェ州へ向けて明日  (12月27日)出発予定。
<派遣者> 諏原 日出夫(すはら ひでお) 調整員
AMDAインドネシア支部(支部長Dr. Andi Husni Tanra アンディ フスニ タンラ)は、被災者救援のため、同じくアチェ州への麻酔科医師の派遣を調整中。
また、医師の追加派遣と医薬品の送付も検討している。

【スリランカ】
スリランカ北部、東部は雨季による長雨のため洪水による被害がすでに発生しており、今回の災害が重なった。AMDAは、北部キリノッチ、東部トリンコマリー、南部ハンバントタにおいて「医療和平プロジェクト」を昨年より実施しており、現在現地駐在スタッフが物資調達等の活動を開始している。
午後7時30分(現地時間:午後4時30分)、現地からの報告によると現在東部は電話が不通で、地域保健局と連絡が一切取れない状況である。南部では、AMDAスタッフ(佐々木看護師)が滞在しているホテルは浸水し、身動きの取れない状況とのことである。北部でも津波の被害が拡大しており、明後日(12月28日)第一陣として緊急物資の配給が決定した。東部については、トリンコマリー地域保健局長と連絡を取りつつ、保健省の北東部担当官と連携を深めていく。現在はその物品調達に従事している。
<派遣者> ニティアン・ヴィーラヴァグ(Nithian Veeravagu)
         スリランカ医療和平プロジェクト(現地副統括)
<実施内容>12月28日、北部キリノッチを拠点として物資配給を行う予定

【インド】
AMDAインド支部(支部長Dr. Sethukumar Kamathセデュ クマール カマト)と支援内容について現在協議中。



 


 
 

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