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AMDA ペルー沖地震緊急医療支援活動

 
ペルー沖地震緊急医療支援活動 6
   

2007年9月5日


保健省イカ事務所に、医薬品などを寄付



血圧を測定するマルレーネ・レーム看護師
(サンタ・ロサ・デ・ロスモリノス村)

診療中のマルセロ・ペレス医師
(サンタ・ロサ・デ・ロスモリノス村)
AMDA緊急医療支援チームは、引き続き30日も、被災したサン・ホセ・デ・ロスモリノス郡サンタ・ロサ・デ・ロスモリノス村(Santa Rosa de Los Molinos)で巡回診療を実施し、94人(男性18人・女性76人)を診察した。耳鼻咽喉・歯科・眼科疾患36人、骨・筋肉疾患15人、皮膚疾患13人、呼吸器疾患7人などであった。同村は人口約360人、120家族が住み、アボカドや葡萄などを育てる小作農が多い。約3割の家屋が大きな被害を受け、壊れた家の前にテントを張って生活を続けている。
 同日、保健省イカ事務所(Ica)に、購入した医薬品と発電機、日本から持参した医療消耗品(ガーゼ、サージカル・テープ、タオル他)などを寄付した。
 30日夜リマに戻り、31日から9月2日は、ペルーの邦字新聞『ペルー新報』の取材を受けるなど、関係者を訪問して活動の報告を行った。ボリビアからの派遣者は31日夜、日本からは9月3日、リマを出発し帰国の途についた。

<患者総数>
計548人
22日73人、23日87人、24日60人、28日75人、
29日159人、30日94人

<主な疾患>
呼吸器疾患、骨・筋肉疾患、皮膚疾患、高血圧、耳鼻咽喉・歯科・眼科疾患、
上部消化管疾患、外傷、過労

<AMDA緊急医療支援チーム>
計6人
  医師4人、看護師1人、調整員1人

(第一次緊急医療チーム 8月16日〜)
ヨシ・ヤマニハ
  内科医 AMDAペルー事業統括  ペルー在住
  AMDAでの緊急救援活動:
   ベネズエラ大洪水被災者に対する緊急医療支援活動(1999年12月) 他
渡久地 宏文(とぐち ひろふみ)
  内科医 AMDA沖縄 沖縄セントラル病院勤務  ペルー出身  那覇市在住
  AMDAでの緊急救援活動:
   ハリケーン・ミッチによる被害国の一つニカラグアでの緊急医療活動(1998年11月)
   グアテマラ豪雨災害に対する医療支援活動(2005年11月)
谷口 敬一郎(たにぐち けいいちろう)
  調整員   AMDA本部職員  岡山市在住
  AMDAでの緊急救援活動:
   ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動(2006年4月)
   インドネシア・ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年6月)

(第二次緊急医療チーム 8月26日〜)
アウグスト・ヤマニハ
  耳鼻科医  AMDAペルー支部長  ペルー在住
マルセロ・ペレスDr. Marcelo Perez
  外科医   AMDAボリビア支部
マルレーネ・レームMs. Marlene Lehm
  看護師   AMDAボリビア支部
  AMDAでの緊急救援活動:
   エルサルバドル大地震緊急救援活動(2001年1月)
   ベネズエラ大洪水緊急救援活動(1999年12月)

<緊急医療支援開始日>
8月16日

<被害状況>
15日18時40分(ペルー時間。日本時間16日8時40分)、ペルー・イカ州沿岸部にてマグニチュード8.0の地震が発生した。死者519人、負傷者1,366人、倒壊家屋60,519軒、損壊した病院14軒(国連人道問題調整事務所(OCHA)8/31発表 Situation Report No.13)

【報道機関向け記者会見のご案内】
<日時>
9月7日15:00〜
<場所>
すこやか苑 4階多目的室 (岡山市楢津310-1 AMDA本部隣接)
<報告者>
谷口 敬一郎    調整員   AMDA本部職員
菅波 茂               AMDA代表

【皆様からの募金を受け付けております】
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
*通信欄に「ペルー沖地震」とご記入下さい



ペルー沖地震緊急医療支援活動 5
   

2007年8月31日


カサブランカ

エルオリーボ

ペレス医師診察

ヤマニハ支部長とLehm看護師
 AMDA緊急医療支援チームは、28日、被災したサン・ホセ・デ・ロスモリノス郡内(San Jose de Los Molinos)で診療を再開した。AMDAペルー支部長のアウグスト・ヤマニハ医師が加わり、医師4人、看護師1人、調整員1人が中心となって活動を行っている。同郡カサブランカ村(Casa Blanca 人口241人)では、倒壊を免れた集会所(食事を共同で用意するのにも利用)の一部を借りて、75人(男性36人・女性39人)を診察した。耳鼻咽喉・歯科・眼科疾患21人、呼吸器疾患14人、骨・筋肉疾患6人、皮膚疾患4人などであった。同村に唯一駐在している看護師研修生に医薬品を進呈し、役立てていただくことにした。

 29日、同郡カレホン・デ・ロメロ村(Callejon de Romelo)とエル・オリーボ村(El Olivo)で巡回診療を行なった。エル・オリーボ村には診療所が一軒あって、医師と看護師が常駐している。しかし、遠方のため医療支援が行き届いていない地区もあり、教会の前の広場で診療した。

 同チームからの報告によると、現在でもかなり強い余震が一日一度は体感される。また、現地事情に精通した日系企業の皆さまからの情報提供やアドバイスに基づいて事業地を決定し、ご同行いただくなどによって、より効果的な支援が実現している。

<患者総数>
22日73人、23日87人、24日60人、28日75人、29日159人    計454人

<主な疾患>
呼吸器疾患、骨・筋肉疾患、皮膚疾患、高血圧、耳鼻咽喉・歯科・眼科疾患、上部消化管疾患、外傷、過労

<AMDA緊急医療支援チーム>
医師4人、看護師1人、調整員1人  計6人

(第一次緊急医療チーム 8月16日〜)
ヨシ・ヤマニハ
 内科医   AMDAペルー事業統括  ペルー在住
 AMDAでの緊急救援活動:
   ベネズエラ大洪水被災者に対する緊急医療支援活動(1999年12月) 他
渡久地 宏文(とぐち ひろふみ)
 内科医   AMDA沖縄 沖縄セントラル病院勤務  ペルー出身  那覇市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
   ハリケーン・ミッチによる被害国の一つニカラグアでの緊急医療活動(1998年11月)
   グアテマラ豪雨災害に対する医療支援活動(2005年11月)


エルオリーボでの巡回診療
アウグスト・ヤマニハ医師

カリフォン・デ・ロメロ村での巡回診療
渡久地医師

カリフォン・デ・ロメロ村での巡回診療
アウグスト・ヤマニハ医師(手前)
谷口 敬一郎(たにぐち けいいちろう)  
 調整員   AMDA本部職員  岡山市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
   ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動(2006年4月)
   インドネシア・ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年6月)

(第二次緊急医療チーム 8月26日〜)
アウグスト・ヤマニハ
 耳鼻科医  AMDAペルー支部長   ペルー在住
マルセロ・ペレスDr. Marcelo Perez
 外科医   AMDAボリビア支部
マルレーネ・レームMs. Marlene Lehm
 看護師   AMDAボリビア支部
 AMDAでの緊急救援活動:
   エルサルバドル大地震緊急救援活動(2001年1月)
   ベネズエラ大洪水緊急救援活動(1999年12月)

<緊急医療支援開始日> 
8月16日

<被害状況> 
15日18時40分(ペルー時間。日本時間16日8時40分)、ペルー・イカ州沿岸部にてマグニチュード8.0の地震が発生した。死者519人、負傷者1,366人、倒壊家屋58,581軒、損壊した病院14軒(国連人道問題調整事務所(OCHA)8/30発表 Situation Report No.12)

【皆様からの募金を受け付けております】
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
*通信欄に「ペルー沖地震」とご記入下さい




ペルー沖地震緊急医療支援活動 4
   

2007年8月29日


屋外で炊き出しをしている被災者

被災した町の様子

崩れている教会

破損が激しい教会内部の様子

 23・24日(日本時間23〜25日)も、サン・ホセ・デ・ロスモリノス郡庁舎の一室で診療を継続した。多くの子どもに、症状は軽いが、感冒などの呼吸器系疾患が見られた。建物の崩壊によってチリやゴミが空気中に舞っていることと屋外でのテント生活が原因と考えられる。皮膚疾患に関しては、元々の栄養不足に加えて、地震による食料不足のため、さらに悪化している。30〜50代の患者では、家の片付けやテント生活による疲労、打撲、擦過傷などが目立っている。地域の助け合いが機能しているため、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の患者はごく少数ではないかと推察している。糖尿病など慢性疾患も見られた。
 25日、リマに戻り医薬品など物資を購入した。26日、第二次緊急医療チームがボリビアからリマに到着し、第一次緊急医療チームに合流した。これまでの活動について説明し、今後の支援活動を協議した。

<患者総数>
22日73人、23日87人、24日60人  計220人

<主な疾患>
呼吸器疾患、骨・筋肉疾患、皮膚疾患、高血圧、耳鼻咽喉・歯科・眼科疾患、上部消化管疾患、外傷、過労

<第一次緊急医療チーム 8月16日〜>
ヨシ ヤマニハ  医師 (内科医)  AMDAペルー事業統括  ペルー在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ベネズエラ大洪水被災者に対する緊急医療支援活動(1999年12月) 他
渡久地 宏文(とぐち ひろふみ)  医師(内科医)  AMDA沖縄
         沖縄セントラル病院勤務  ペルー出身  那覇市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ハリケーン・ミッチによる被害国の一つニカラグアでの緊急医療活動
                       (1998年11月)
  グアテマラ豪雨災害に対する医療支援活動(2005年11月)
谷口 敬一郎(たにぐち けいいちろう) 調整員 AMDA本部職員 岡山市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動(2006年4月)
  インドネシア・ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年6月)

<第二次緊急医療チーム 8月26日〜>
Dr. Marcelo Perez     外科医   AMDAボリビア支部
Ms. Marlene Lehm     看護師   AMDAボリビア支部
 AMDAでの緊急救援活動:エルサルバドル大地震緊急救援活動(2001年1月)

<緊急医療支援開始日> 8月16日

<被害状況>
15日18時40分(ペルー時間。日本時間16日8時40分)、ペルー・イカ州沿岸部にてマグニチュード8.0の地震が発生した。死者519人、負傷者1,366人、倒壊家屋56,363軒、損壊した病院14軒(国連人道問題調整事務所(OCHA)8/28発表 Situation Report No.11)


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ペルー沖地震緊急医療支援活動 3
   

2007年8月26日


壊れた家

診察を待つ多くの方々

サン・ホセ・デ・ロスモリノス郡庁舎の一室で、
診療中のヤマニハ医師

同、渡久地医師

 21日(日本時間21・22日)、第一次緊急医療チームは、首都リマからイカ市(Ica)に移動して被害状況を調査した。
 高速道路はチンチャ・アルタ(CHINCHA ALTA)あたりまでスムーズであったが、近づくにつれ、片道一車線通行、未舗装となっているため渋滞がひどく、7時間程度かかった。イカ市では、いたるところで全壊した建物が見られ、それらの多くは、レンガをモルタルで固めただけである。瓦礫と埃に覆われているが、電気などインフラの復旧や市の清掃員による瓦礫の撤去が急速に進行中であった。その後、診療を実施する予定のサン・ホセ・デ・ロスモリノス郡(San Jose de Los Molinos 人口6,114人)を視察した。被災者は、壊れた家の前に張ったテントか、野外での生活を余儀なくされているものの、鍋で粉ミルクを温めたり、集落ごとに炊き出しをしたりして、お互いに助け合っている様子がうかがえた。
 22日(日本時間22・23日)、サン・ホセ・デ・ロスモリノス郡庁舎の一室で、診療を開始した。呼吸器系疾患、皮膚疾患の患者を中心に、総数は73人(男性17人・女性56人)で、女性が子どもを伴って受診している(0−5歳:24人、6−10歳8人)。呼吸器系疾患が多いのは、建物の崩壊による粉塵の影響とも考えられ、薬とともに防塵マスクを提供した。呼吸器疾患19人/上部消化管疾患1人/高血圧3人/骨・筋肉疾患12人/耳鼻咽喉・歯科・眼科疾患21人/皮膚疾患8人/過労1人/外傷2人/その他11人(複数の疾患が見られる場合があるため、総数と症状別人数は合致しない)。
 23日(日本時間23・24日)も同所で、朝9時から日没18時頃の間(電気が不通のため)、約100人の患者に対し診療を行なった。谷口調整員は、イカ市選出のヤマシロ国会議員と独立行政法人国際協力機構(JICA)のイシザワ氏と面談した。その際、支援の行き届いていない地域の紹介を受け、被災状況を調査した。
 AMDAボリビア支部から医療チーム(医師一人・看護師一人)の派遣が決定、26日、第一次緊急医療チームに合流する予定である。

<第一次緊急医療チーム 派遣者>
ヨシ ヤマニハ  医師 (内科医)  AMDAペルー事業統括  ペルー在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ベネズエラ大洪水被災者に対する緊急医療支援活動(1999年12月) 他
渡久地 宏文(とぐち ひろふみ)  医師(内科医)  AMDA沖縄
         沖縄セントラル病院勤務  ペルー出身  那覇市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ハリケーン・ミッチによる被害国の一つニカラグアでの緊急医療活動
                       (1998年11月)
  グアテマラ豪雨災害に対する医療支援活動(2005年11月)
谷口 敬一郎(たにぐち けいいちろう) 調整員 AMDA本部職員 岡山市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動(2006年4月)
  インドネシア・ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年6月)

<第二次緊急医療チーム>
派遣者:Dr. Marcelo Perez   外科医  AMDAボリビア支部
      Ms. Marlene Lehm   看護師  AMDAボリビア支部
出発日:26日8:10 サンタクルス発  9:40 リマ着

<緊急医療支援開始日>
8月16日

<被害状況>
15日18時40分(ペルー時間。日本時間16日8時40分)、ペルー・イカ州沿
岸部にてマグニチュード8.0の地震が発生した。死者514人、負傷者1,090人、倒壊家屋39,741軒、損壊した病院14軒(国連人道問題調整事務所(OCHA)
8/23発表 Situation Report No.9)

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ペルー沖地震緊急医療支援活動 2
   

2007年8月21日


医薬品を確認している
ヤマニハ医師(左)と渡久地医師

被災地での活動を協議する
ヤマニハ医師(左)と渡久地医師

 日本を18日に出発した第一次緊急医療チームは、19日首都リマに到着し、支援活動を開始した。

 在リマの日系企業、独立行政法人国際協力機構(JICA)など関係諸企業・機関との協議に基づき、物資の購入を行なった。必要とされる物資は、医薬品、発電機、防塵マスク、手袋、飲料水、食料などで、在リマの日系企業各社にご協力いただきながら購入した。

 15日(日本時間16日)発生した地震による被害は、死者503人、負傷者1,039人、倒壊家屋35,214軒、損壊した病院4軒と甚大であることが明らかになってきた(国連人道問題調整事務所(OCHA)8/21発表 Situation Report No.6)。第一次緊急医療チームからの報告によると、リマから被災地イカ州を結ぶ幹線道路や橋に大きな被害が出ているため渋滞が深刻で、移動に通常の2倍の8時間程度必要、電気が不通の地域もある。また、治安の悪化から支援活動の際には、現地警察と連携するよう助言を受けている。

 20日(日本時間21日)、被災地のSan Jose de Los Molinos (サン・ホセ・デ・ロスモリノス  リマから南へ車で約6時間、町全体が壊滅した港町ピスコ近郊)に向け出発し、到着後被災状況を調査、緊急医療支援活動を実施する。また、AMDAボリビア支部から医療チームの派遣を予定している。同支部は、2007年3月ボリビアの首都サンタクルス北部近郊で、医師15人と看護師8人を含む約40人で構成された医療チームを結成して、洪水被害に対する緊急救援活動を実施するなど、中南米で発生した災害への緊急支援活動に医療チームを派遣してきた実績がある。また、一般医を対象に、外傷に対する初期治療の向上を図る研修プログラム(ATLS:Advanced Trauma Life Support)コースを実施し、救急救命医を養成する事業を主導的に実施している。

<第一次緊急医療チーム>
ヨシ ヤマニハ  医師 (内科医)  AMDAペルー事業統括  ペルー在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ベネズエラ大洪水被災者に対する緊急医療支援活動(1999年12月) 他

渡久地 宏文(とぐち ひろふみ)  医師(内科医)   AMDA沖縄
           沖縄セントラル病院勤務  ペルー出身  那覇市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ハリケーン・ミッチによる被害国の一つニカラグアでの緊急医療活動(1998年11月)
  グアテマラ豪雨災害に対する医療支援活動(2005年11月)

谷口 敬一郎(たにぐち けいいちろう) 調整員 AMDA本部職員 岡山市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動(2006年4月)
  インドネシア・ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年6月)


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ペルー沖地震緊急医療支援活動を開始
 

2007年8月18日

報道各社からのインタビューに答える、谷口敬一郎調整員(左から二人目 8月18日岡山空港)
15日午後(日本時間16日午前)南米ペルーの沿海部を襲った地震について、同国消防当局の16日発表によると、これまでに確認された死者数は510人、負傷者は1,500人を越えることが明らかになった。また地震の規模を示すマグニチュードは、当初発表の7.9から8.0に修正されるに至った(米国地質調査所)。

 今回の地震被害の甚大さを鑑み、AMDA本部では16日午後、第一次緊急医療チームの派遣を決定した。今夏偶々日本滞在中であったAMDAペルー事業統括であるヨシ・ヤマニハ医師が、帰国予定を早めてペルーに戻り、緊急医療チームの当該国リーダーとしてチームを率いる。
 第一次チームは、18日、日本を出発しロサンゼルス経由で、19日首都リマに到着の予定。リマで関係機関からの情報収集及び調整を行うと同時に必要物品を調達し、被災者への医療支援を開始する予定。今後の追加派遣については、被災地の状況調査の後決定する。

1.派遣者
ヨシ ヤマニハ  医師 (内科医)  AMDAペルー事業統括  ペルー在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ベネズエラ大洪水被災者に対する緊急医療支援活動(1999年12月) 他

渡久地 宏文(とぐち ひろふみ)  医師(内科医)   AMDA沖縄
           沖縄セントラル病院勤務  ペルー出身  那覇市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ハリケーン・ミッチによる被害国の一つニカラグアでの緊急医療活動(1998年11月)
  グアテマラ豪雨災害に対する医療支援活動(2005年11月)

谷口 敬一郎(たにぐち けいいちろう) 調整員 AMDA本部職員 岡山市在住
 AMDAでの緊急救援活動:
  ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動(2006年4月)
  インドネシア・ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年6月)

2.日本からの出発
8月18日 9:45岡山空港発  10:55羽田空港着  ANA654便
   18日16:00成田空港発  ロサンゼルス経由
   19日00:30(現地時間 日本時間同日14:30)リマ着予定 LP605便

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 口座名「AMDA」
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