AMDA緊急医療支援チームは、引き続き30日も、被災したサン・ホセ・デ・ロスモリノス郡サンタ・ロサ・デ・ロスモリノス村(Santa
Rosa de Los Molinos)で巡回診療を実施し、94人(男性18人・女性76人)を診察した。耳鼻咽喉・歯科・眼科疾患36人、骨・筋肉疾患15人、皮膚疾患13人、呼吸器疾患7人などであった。同村は人口約360人、120家族が住み、アボカドや葡萄などを育てる小作農が多い。約3割の家屋が大きな被害を受け、壊れた家の前にテントを張って生活を続けている。
同日、保健省イカ事務所(Ica)に、購入した医薬品と発電機、日本から持参した医療消耗品(ガーゼ、サージカル・テープ、タオル他)などを寄付した。
30日夜リマに戻り、31日から9月2日は、ペルーの邦字新聞『ペルー新報』の取材を受けるなど、関係者を訪問して活動の報告を行った。ボリビアからの派遣者は31日夜、日本からは9月3日、リマを出発し帰国の途についた。
<患者総数>
計548人
22日73人、23日87人、24日60人、28日75人、
29日159人、30日94人
<主な疾患>
呼吸器疾患、骨・筋肉疾患、皮膚疾患、高血圧、耳鼻咽喉・歯科・眼科疾患、
上部消化管疾患、外傷、過労
<AMDA緊急医療支援チーム>
計6人
医師4人、看護師1人、調整員1人
(第一次緊急医療チーム 8月16日〜)
ヨシ・ヤマニハ
内科医 AMDAペルー事業統括 ペルー在住
AMDAでの緊急救援活動:
ベネズエラ大洪水被災者に対する緊急医療支援活動(1999年12月) 他
渡久地 宏文(とぐち ひろふみ)
内科医 AMDA沖縄 沖縄セントラル病院勤務 ペルー出身 那覇市在住
AMDAでの緊急救援活動:
ハリケーン・ミッチによる被害国の一つニカラグアでの緊急医療活動(1998年11月)
グアテマラ豪雨災害に対する医療支援活動(2005年11月)
谷口 敬一郎(たにぐち けいいちろう)
調整員 AMDA本部職員 岡山市在住
AMDAでの緊急救援活動:
ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動(2006年4月)
インドネシア・ジャワ島中部地震緊急救援活動(2006年6月)
(第二次緊急医療チーム 8月26日〜)
アウグスト・ヤマニハ
耳鼻科医 AMDAペルー支部長 ペルー在住
マルセロ・ペレスDr. Marcelo Perez
外科医 AMDAボリビア支部
マルレーネ・レームMs. Marlene Lehm
看護師 AMDAボリビア支部
AMDAでの緊急救援活動:
エルサルバドル大地震緊急救援活動(2001年1月)
ベネズエラ大洪水緊急救援活動(1999年12月)
<緊急医療支援開始日>
8月16日
<被害状況>
15日18時40分(ペルー時間。日本時間16日8時40分)、ペルー・イカ州沿岸部にてマグニチュード8.0の地震が発生した。死者519人、負傷者1,366人、倒壊家屋60,519軒、損壊した病院14軒(国連人道問題調整事務所(OCHA)8/31発表 Situation
Report No.13)
【報道機関向け記者会見のご案内】
<日時>
9月7日15:00〜
<場所>
すこやか苑 4階多目的室 (岡山市楢津310-1 AMDA本部隣接)
<報告者>
谷口 敬一郎 調整員 AMDA本部職員
菅波 茂 AMDA代表
【皆様からの募金を受け付けております】
郵便振替:口座番号01250-2-40709 口座名「AMDA」
*通信欄に「ペルー沖地震」とご記入下さい
|