2007年6月27日
パキスタン・イスラム共和国南部で、6月23日からの暴風雨とアラビア海沿岸の洪水による被害が拡大している。報道によると、シンド州の州都カラチ市では200人以上が死亡し、被害は貧困層の住む地区が特にひどく、多くの家屋が倒壊して住民が下敷きになっているとのことである。夜になっても停電が続き、また、今後も悪天候による被害の拡大が懸念されている。
被害の甚大さを鑑み、AMDAは、調査チームの派遣を決定した。必要に応じて、AMDA各支部と調整の上、第二次支援チームを派遣する。
1.派遣者
佐伯 美苗(さえき みな)
調整員 岡山市在住
元AMDAパキスタン事業担当
AMDAでの主な緊急救援活動:
パキスタン北部地震に対する緊急救援活動(2005年10・11月)
イラン南東部大地震の被害に対する緊急救援活動(2003年12月・2004年1月)
アフガニスタン南部緊急救援活動(2002年9月)
ニティアン・ヴィーラヴァグ
調整員 岡山市在住(オーストラリア国籍)
元AMDAスリランカ医療和平事業副統括
AMDAでの主な緊急救援活動:
ソロモン諸島沖地震・津波緊急支援活動(2007年4・5月)
スマトラ島北部洪水緊急医療支援活動(2007年1月)
フィリピン台風21号緊急医療支援活動(2006年12月)
2.日本からの出発
6月28日 7:30岡山空港発 8:40羽田空港着 ANA652便
駐日パキスタン・イスラム共和国大使館(東京)にて査証取得
6月29日予定 成田空港発 被災地のカラチ市へ向かう
【実施協力団体】ハムダード医科大学、バカイ医科大学
【皆様からの募金を受け付けております】
郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名「AMDA」
*通信欄に「パキスタン南部サイクロン」とご記入下さい
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