AMDA緊急医療支援チームは、17日から被災地の西スマトラ州で、調査及び医療支援を行っている。20日、スマトラ島南西部沖合でマグニチュード6.7の余震があったが、人的、施設への被害は伝えられていない。
21日、同州パダン市(Padang)の南、特に被害の大きかったペシシール・セラタン県(Pesisir Selatan)の2つの保健センター〔タパン(Tapan)郡保健センターとパンチョン・ソアル(Pancong
Soal)郡インデラプラ(Inderapura)保健センター〕に医薬品を寄贈した。テント生活によるストレスから、頭痛や胃腸症状が多かった。同チームからの報告によると、インドネシア政府の迅速で的確な行動により、病院及び保健センターでは、ほぼ通常の診療が行われるようになってきているとのことである。
22日、AMDAは同報告を受け、被災地での緊急医療支援活動を終了することを決定した。AMDA緊急医療支援チームは、被災地を離れ帰国の途につく。
1.派遣者
<日本からの派遣者>
9月16日〜24日帰国予定
館野 和之(たての かずゆき) 調整員 AMDA本部職員 岡山市在住
AMDAでの主な緊急救援活動:
2006年5・6月ジャワ島中部地震緊急救援活動
2006年 7月 ジャワ島津波緊急医療支援活動
2006年12月 フィリピン台風21号緊急医療支援活動
<AMDAインドネシア支部からの派遣者>
9月17日〜23日マカッサル帰着予定
医師2人 インドネシア・スラウェシ島マカッサル (同支部所在地、南スラウェシ州州都)
フェンディ ディマルトヨノ Dr. Fendy Dwimartyono 麻酔科医
カリアンシャー Dr. Karliansyah 麻酔科医
*他に、医師2人がマカッサルにて待機中
2.災害状況
12日18:10(日本時間20:10)、インドネシア・スマトラ島西部沖でマグニチュード8.4の地震が発生した。
被害は、死者25人、負傷者161人、被災家屋52,522軒、損壊病院6軒、損壊保健センター53軒に上っている(国連人道問題調整事務所(OCHA)9/21発表 Situation
Report No.6)。
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郵便振替:口座番号01250-2-40709 口座名「AMDA」
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