2006年4月21日
ネパールでは4月6日以降、主要7政党の呼びかけによる全国ゼネストと民主化要求抗議デモが続き、デモ隊と治安当局との間で衝突が発生している。20日、首都カトマンズを囲む環状道路では、政党活動家らが外出禁令を無視し十万人近いデモ隊員が集結した。報道によると、治安部隊の発砲などで、これまでに全国で14人が死亡、100人以上が負傷しているとのことである。
この緊急事態に対し、ネパール政府がAMDAネパール支部にデモの負傷者に対する医療支援を要請した。AMDA本部は、ネパール支部からの要請を受けて、積極的に中立の立場を示すためAMDA多国籍医師団の派遣を決定した。
日本人調整員一人を、明日22日先発として派遣する。引き続き、医療従事者の派遣を検討している。
【日本からの派遣】
<派遣者>
谷口敬一郎(たにぐち けいいちろう)
調整員 岡山市在住 広島市出身
AMDA本部職員
(スリランカ医療和平プロジェクト本部担当)
<派遣日>
4月22日
岡山駅 19:42発のぞみ48号 新大阪駅経由
関西空港 21:36着
4月23日
関西空港 01:25発タイ国際航空673便
バンコク 05:15着 10:30発タイ国際航空319便
カトマンズ12:35(日本時間15:50)着予定
【AMDAネパール支部】
4月17日、カトマンズで巡回診療を開始。デモ参加者と治安当局双方の負傷者を治療している。
【皆様からの募金を受け付けております】
郵便振替:口座番号01250−2−40709 口座名「AMDA」
通信欄に「ネパール・デモ」とご記入下さい
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