2006年7月27日
7月25日夜、第二次派遣チーム(比屋根医師・渡邊看護師・梶田調整員・AMDAインドネシア支部医師二人)は、最大の被災地パンガンダランに到着し、第一次派遣チームと合流した。第一次チームからの要請で調達した、約200人分の医薬品(外用抗生塗布剤・高血圧患者用降圧剤・内服用抗生剤・ビタミン剤など)を携帯した。
25日は西ジャワ州チアミス県キムラク(CIMRAK)郡の村々を調査し、同郡保健センターからの要請により、レゴジャワ(LEGOKJAWA)村での診察実施を決定した。同村には避難者のテントが20〜25あり医者は元々いない。26日同村で、22人の患者を診察した。
現地からの報告によると、高台に避難していた住民の帰還作業も始まったとのことである。
治療中の向井信子看護師 被災地の様子
【緊急医療支援開始日】
7月18日 (17日ジャワ島南西のインド洋で、マグニチュード7.7の地震、津波発生)
【被災状況】
死者:637人 行方不明:165人 (出典:UNOCHA/BAKORNAS PB , 24 July 2006)
【活動地】
インドネシア共和国西ジャワ州チアミス県
パンガンダラン郡プルバハユ村
キムラク郡ボゴロ村、レゴジャワ村
【診察患者数・予防接種数・ビタミンA投与数】
7月21〜26日 計 622人
診察患者数:424人
はしかの予防接種とビタミンA投与:46人 破傷風の予防接種:152人
【主な疾患】
上気道炎 高血圧症 筋肉痛 頭痛 胃炎 皮膚炎
【活動参加人数】 医師6人 看護師3人 調整員3人 計12人
各国AMDA
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医師 |
看護師 |
調整員 |
日本
|
1
比屋根勉 内科医師
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2
向井信子・渡辺美英 |
2
館野和之・梶田未央 |
インドネシア
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5 |
1 |
1 |
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