2005年11月16日
日本から派遣された渡久地医師は、11月8日夜(日本時間9日昼。日本と−15時間の時差。以下標記のない限り現地時間)、グアテマラ共和国の首都グアテマラ・シティに到着後、先着していたAMDAホンジュラスチーム(7日から当地にて、医薬品・医療消耗品の購入など準備作業に従事)と合流した。翌9日夕刻、サン・マルコス市(サン・マルコス県の県庁所在地)に到着後ただちに県保健局担当者と協議し、巡回診療を実施する村を決定した。
10日早朝出発し、午前10時頃タカナ市(標高約2,800m)に到着。保健所長と協議の後、車で1時間半ほどのマハダ村(Majadas)へ向かい、同村のコミュニティセンターの保健室(ヘルスポスト:医療従事者はおらず、ヘルスボランティアが常駐)において、診療を開始した。
【活動地・診療数】
10日 サン・マルコス県タカナ市マハダ村 診療患者数 70名 駆虫剤投与132名
11日 サン・マルコス県タカナ市サックキン村 診療患者数111名 駆虫剤投与166名
12日 サン・マルコス県タカナ市ピンピン村 診療患者数 64名 駆虫剤投与 66名
【主な疾患】
感冒、呼吸器疾患、胃腸など消化器疾患、寄生虫疾患など
飲料水の汚染の可能性が高いため、駆虫剤を配布している。
【派遣者】
<日本からの派遣者>
渡久地宏文 医師(内科医)AMDA沖縄 沖縄セントラル病院勤務 ペルー出身 那覇市在住
これまでのAMDAでの活動経験―中米ハリケーン緊急救援プロジェクト
(1998年11月、ハリケーン「ミッチ」による甚大な被害に見舞われたニカラグアで緊急救援活動を実施)
<AMDAホンジュラスからの派遣>
渡辺 咲子 調整員(看護師) AMDAホンジュラス 現地事業統括 テグシガルパ市在住
オスカル・メヒア 医師(内科医) テグシガルパ市在住 ホンジュラス出身
エメルソン・ロドリゲス 調整員 AMDAホンジュラス スタッフ テグシガルパ市在住 ニカラグア出身
【活動ご協力】
グアテマラ共和国厚生省県保健局 独立行政法人国際協力機構(JICA)グアテマラ駐在員事務所
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