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2003年10月6日
日 時 |
2003年10月9日(木)14:30〜15:30
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場 所 |
すこやか苑4F 多目的ホール (岡山市楢津310-1)
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報告者
村山 智子 (AMDAスリランカ医療和平プロジェクト調整員 AMDA健康新聞担当)
丸山 尚人 (AMDAスリランカ医療和平プロジェクト本部担当)
(AMDA理事長 菅波茂も出席いたします)
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スリランカ和平プロセス前進に向け、本年6月に開催された東京会議では50カ国20を超える国際機関が出席し、スリランカ復興支援に対しアフガニスタンへの復興資金とほぼ変わらない45億ドルが拠出されることが決定した。停戦合意がなされて、一年半。日本政府にスリランカ復興に大きな期待が寄せられている。
明石康・日本政府代表の要請を受けてAMDAは本年2月より「スリランカ医療和平プロジェクト」を実施。プロジェクト開始から半年が経過し、派遣者は30名を超え、カンボジア・バングラデシュ・イギリス
から医師が参加している。北部の内戦被災地バブニヤ・キリノッチで展開している巡回診療活動はすでに1万人の患者に対し診療活動を実施した。
また、シンハラ語・タミル語・英語の三言語で作成したAMDA健康新聞は試作号を加え、第4号まで発行が終了し、スリランカ政府保健省から、そして現地日本大使館、明石政府代表より平和へのメッセージをそれぞれ頂き16,000部を発行し、和平前進に向けて努力してきた。
現在東部トリンコマリでの活動に向けて事前準備、調査を終え、当初の予定であったスリランカ南部・北部・東部の3地区においてバランスの取れた復興支援を展開できる状況となった。
大規模なテロ活動は、停戦以後起きていない一方で、LTTE(タミールイーラム解放の虎)は先の東京会議には欠席し和平プロセスが一時中断している状況にある。AMDAは引き続き、スリランカ和平の具現化に向けて医療の面から寄与すべくプロジェクトを展開していく。
* 医療和平 : |
AMDAが提唱。紛争当事者の双方に中立人道の立場から、国際医療協力をもって紛争の緩衝を図り、和平プロセスに寄与する試み。過去例として、対立するアルバニア系・セルビア系双方への医療支援の実施(コソボ紛争)、北部同盟とタリバンの双方と合意したワクチン停戦 (アフガニスタン)がある。
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* AMDA健康新聞 : |
AMDAが提唱する医療和平の方法論の一つ。紛争地における対立する勢力に対して、健康増進に不可欠な知識と和平推進に必要な情報を併せて提供する。スリランカにおいては学童に配布することにより、その家族及び地域住民に対しての情報ツールとなる。
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