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AMDA速報 スリランカ医療和平プロジェクト
 
AMDAスリランカ医療和平プロジェクト(AMDA PBP)セミナー
 
 
2003年9月22日

 AMDA PBPでは今年2月からスリランカ医療和平プロジェクトを実行し、巡回診療、学校保健教育を推進している。特に、5月末にNGO無償支援資金で拠出された「スリランカ北部ヴァヴニア地域巡回診療及び健康増進プロジェクト(Peace Building Project through Health in Vavuniya, Sri Lanka)」では、6月はじめから7月中旬までに4078人の患者を往診した。また、学校保健教育の一環として行っている学校保健新聞もヴァヴニア、キリノッチ、ハンバントタの小学校に配布している。

 一例を挙げると、ヴァヴニア(VAVUNIA)では、ヴァヴニア地域を担当する保健師(PHI)との協議が行われベエラプラム(Veerapuram)の小学校では、地元のデンタル・セラピストによるプレゼンテーションを児童向けに行い、歯ブラシ実習、手製の歯科保健教材(歯の模型など)も利用しての教育が行われた。また、カナガラヤクラム(Kanagarayakulam)での巡回診療サイトでは、同様に、診察を待つ患者らにも歯科に関する保健教育が行われた。

 AMDA PBP では、これらの活動を踏まえ、AMDA-PBPセミナーをスリランカのコロンボにおいて開催している。セミナーの目的は、参加者が各現場に戻り、セミナーで学んだ保健知識や各種スキル等をヘルスセンターや学校現場、巡回診療先に還元するためである。第1回目セミナー(8月3日実施)では、保健省の学校保健関係の要人を招き、PBPの巡回診療、学校保健教育活動についての報告を行った。第2回目(8月25日)、3回目、4回目セミナー(8月30日、3、4回目は合同セッション)では、AMDA本部よりPBP担当者を交えると共に、現場からの報告、関係者、また、日本からの健康教育増進の専門家である千葉逸朗 薬学医学博士(北海道医療大学歯学部 口腔衛生学講座教授)をゲストスピーカーとして招き、ディスカッション形式で意見を交わしあい、そこで習得した知識、スキルをヘルスセンター、学校現場、巡回診療先に還元していく。

【写真: セミナーにて報告を行うAMDAスリランカ支部サマラゲ医師(8月3日)】


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